震災から12年目の今年。着実に復興への道を歩んできていますが、まだまだ道半ばです。
震災当時、私は大学生でした。日々ニュースで目を疑うような光景が繰り返し報道されていたことが忘れられません。電話もなかなか繋がらず、誰も経験したことのない事態を乗り越えるため、当時はまだ黎明期であったmixiやTwitterなどのSNSで安否確認を行ったり、有益な情報を伝え合っていたのを覚えています。
リアルタイムの情報源はテレビやラジオに頼るそれまでの形から、掲示板のようにその都度確認できるSNSは情報伝達の新たな可能性を見出しました。一方で、デマ情報の拡散により、大きな不安を煽ったり、誤った対応が広まってしまうこともありました。
12年たった現在でもSNSによるデマ情報拡散はなくなりません。これはSNSの難しいところですが、発信者だけが悪いのではなく、悪意はなくても根拠のない情報を知らず知らずのうちに拡散してしまうことがあります。
ネットは適切に使用すれば決して怖いものではありません。しかし、情報の真偽を適切に判断して取捨選択すること。インターネットを安全に正しく使う能力⇒「ネットリテラシー」が必要です。
これからの時代、ますますSNSは普及していきます。「よくわからない。怖いから使わない。」ではなく正しく理解して使いこなさなければなりません。そのためにネットリテラシーは不可欠です。
私は絶えず変わっていく時代の変化に対応した取り組みを進め、これからもずっと安心して暮らせるように尽力してまいります。