令和5年9月定例会

1.公共施設の建設場所の選定について
2.中心市街地と周辺の活性化について
3.持続可能な開発に向けて
4.インバウンド政策について
5.文化創造都市事業の推進について
6.期日前投票の実施方法について
7.熱中症対策について
8.その他

Q
議席番号2番 安久津優でございます。
初めに、このたびの山形市長選挙におきまして、佐藤市長が3期目の当選を果たされましたことに心からお祝いを申し上げます。 今年は山形花笠まつりや日本一の芋煮会フェスティバルをはじめとした各種イベントが久しぶりに制限なしでの開催を実現することができました。来場者数もコロナ禍前に戻りつつあり、制限のない生活が目前に迫っているように感じます。 一方で、今年の夏は災害級とも表現されるような暑さとなり、気象庁が9月1日に発表したデータによると、夏の平均気温としては1898年の統計開始以降、これまで最も高かった2010年のプラス1.08度を大きく上回り、平均プラス1.76度となり、この125年間で最も暑い夏となったそうです。さらに9月に入ってからも残暑というには暑すぎるような気温が続き、ここ山形市にも様々な影響を及ぼしました。 想定外の一言で済ませてしまうことなく、皆で力を合わせてよりよい市政に出発進行していくために議論を重ねていけたらと思います。また、このたびの定例会におきまして、一般質問の機会をいただきました新翔会の皆様に御礼を申し上げます。 それでは、通告に従いまして、順次質問に入らせていただきます。 初めに、公共施設の建設場所の選定についてお伺いいたします。 山形市には多くの市民が利用するような病院、市立図書館、市民会館といった公共施設があります。山形市は車社会でもあり、多くの市民が自家用車で訪れているという現状があります。しかし、鉄道やバスといった公共交通を利用して訪れる方も少なくないため、そうした公共施設へスムーズにアクセスできるよう、公共交通の整備が求められます。 公共施設建設の際は広大な土地が必要となりますが、建設場所を優先して、その後に建設されるところに公共交通を延ばしていこうとすると、関係機関との調整に時間や費用がかかります。今後、新たに公共施設の整備を考える際は、既存の公共交通網の沿線に計画をしていくことで、施設利用が促進されるとともに、公共交通の利用者も増え、便数の増加等、さらなる充実が図られると考えられますがいかがでしょうか。市長の御所見をお伺いいたします。 以上で壇上からの1回目の質問を終わります。
 
A

(佐藤孝弘市長)

安久津優議員の御質問にお答えいたします。
 公共施設の設置につきましては、その施設の性格やまちづくり全体の中での位置づけ、土地の確保など様々な要素や条件を考慮する必要があることから、一律に建設地の考え方を定めることは難しい状況でありますが、例えば、蔵王駅からのアクセスも考慮し、シェルターインクルーシブプレイス コパルの場所を選定したほか、済生館についても中心市街地での公共交通の利便性にも着目し、現地建て替えの方針としております。
 公共交通網の充実を図り、市民や事業者の皆様の利便性や経済性を高める上で、議員御指摘の視点は重要なことと思いますので、今後も公共施設を整備する際に考慮してまいりたいと思います。

Q
公共交通の促進という話をすると、必ずといっていいほど、本数が少なく不便であると言われます。公共施設を市民がより身近に感じられるように、公共交通の側面からも場所の選定を検討いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 続いて、中心市街地と周辺の活性化についてお伺いいたします。
 今年の山形花笠まつりは、ヤッショ、マカショのかけ声も解禁され、久しぶりに制限なしでの開催となり大盛況に終わりました。山形の花、紅花をイメージした花をあしらったかさとしての花笠も、今では花笠まつりの期間のみならず各種イベントでも目にするようになり、山形市のイメージの象徴と言っても過言ではありません。
 さて、全国の観光地には、入り口や通路の途中に特徴的なモニュメントや特産品を添えた道路が幾つかあります。例えば埼玉県飯能市には、ムーミン谷とアンブレラと銘打ち、1,200本ほどの傘が約100メートルにわたってぶら下がっている通路があります。山形市でムーミン谷というと美畑町のアンダーパスが想起されるかもしれませんが、こちらのムーミン谷はムーミンバレーパークという正真正銘のムーミンのテーマパークであり、天気や太陽の位置によって見え方が変わる日本最大級の傘によるカラフルな装飾が施されています。
 また、モニターを御覧ください。
〔議場のディスプレーに画像を映す〕
 山形県でも南陽市の熊野大社では、本殿の周辺に木組みに風鈴をぶら下げたエリアがあり、彩りや涼しげな音で訪れた方を楽しませてくれます。色鮮やかで美しく、いずれも観光客の目を引く仕掛けとなっています。
 山形市に戻り、霞城公園では、仮想現実や拡張現実を用いた山形城の復元が今後予定されており、多くの誘客が期待されますが、さらなる魅力度アップに向け、南大手門の石垣付近の通りに木組みした上で花笠を飾りつけ、花笠ロードなどとして誘客促進を図ってはいかがでしょうか。そうした観光客の目を引くような通りにつける飾りの条件としましては、雨風をしのげること、視覚的に彩りがあること、その地域に関わりのあることなどが挙げられますが、そうした条件を全てクリアできる山形の花笠はまさにうってつけだと考えられます。
 観光客のアクセスとしてもJR山形駅西口から南大手門を通ることが予想され、多くの方に見ていただけると思います。さらに、より多くの方に霞城公園に来ていただくため、花笠まつりの期間に限ったものとするのではなく、比較的長い期間の展示をしてはどうかと思います。そうした山形の特産を活用した新たな観光地を創出することについて、市長の御所見をお伺いいたします。
A

木組みの装飾などによって観光客の目を引く仕掛けにつきましては、いわゆるインスタ映えに代表される画像のシェアや拡散などにより、効果的な観光誘客につながるものと考えます。
 現在、山形市では、毎年、花笠まつりの時期に合わせ、願いちょうちんやっしょまかしょプロジェクトとして、山形駅の東西自由通路から山形駅前大通りにかけ、各所にちょうちんの装飾を施すことで祭りの雰囲気を高めるとともに、花笠まつり会場への誘導を行い、中心市街地のにぎわいの創出及び活性化を図っております。
 また、霞城公園におきましては、現在、史跡山形城跡の魅力を生かした誘客を図るため、御城印の発売や、山形城本丸の当時の様子を現地で体験できるVR・ARコンテンツの制作を進めております。
 議員御提案の花笠を活用したまちの装飾につきましては、紅花商人の面影が残る十日町から七日町なども効果的と考えられるため、関係者と協議しながら、訴求力の高い場所や仕掛けについて検討し、さらなる山形市の魅力度アップ及び観光誘客の促進に向け取り組んでまいります。


Q
観光地というと、大きな施設にたくさんの人が訪れる場所というイメージがあるかもしれませんが、道路のマンホールであったり、特徴的な看板であったり、そうしたものも足を止めて目を引くものということで、観光地になり得るものだと考えられます。ぜひ霞城公園に限らず、今お話しいただいた十日町、七日町等も含め、山形市内にはまだ新しい観光地をつくる余地がたくさんあるかと思います。引き続き御検討のほどよろしくお願いいたします。
 続いて、観光地のフォトスポットへの看板設置についてお伺いいたします。
 モニターを御覧ください。
〔議場のディスプレーに画像を映す〕
 これは霞城公園内にある山形鋳物で制作された最上義光像を正面から撮った写真です。銅像の下に「最上義光之像」と書かれたプレートがあります。また、こちらの写真は同じ角度から少し引いて撮影した写真です。銅像としてはこちらが正面であることが推測されます。銅像の向きについては、慶長5年、西暦1600年に始まった慶長出羽合戦で米沢藩の直江兼続軍と対峙したときに、最上義光公が西の方角を向いていたと言われるため、西側から見た方向を銅像の正面にしたというのにも理由があるものと思われます。
 そして、ここで問題なのは写真を撮る方向です。再度、モニターを御覧ください。
 同じ銅像を横から撮った写真です。銅像の撮り方については、先日NHKで放送されました番組内でも指摘がありました。霞城公園には、最上義光像や大手門、桜のライトアップなどのフォトスポットが幾つか存在しておりますが、初めて山形市を訪れた観光客からすれば、どの位置から撮影すれば映える写真が撮れるのかすぐには分かりません。また、海外の観光ツアーなどでは、必ずといっていいほどパンフレットと同じ景色が見える場所をフォトスポットとして案内し、人気を博している印象があります。例えば、この銅像の場合には、近くに案内看板を設置し、訪れた方が観光パンフレットと同じような満足のいく写真を撮ることができる角度や立ち位置を示してはいかがでしょうか。
 先日、この最上義光像には横から写真を撮れるようにカメラスタンドが設置されましたが、併せて看板に二次元コードを表示し、最上義光公が山形の地でどういった人物であったのか、多言語対応の説明を載せることで、国籍を問わず多くの方を対象とした宣伝効果も期待できます。さらに、二ノ丸東大手門の堀と大手橋から見える桜など、ほかのフォトスポットにも同様に案内看板を設置してはいかがでしょうか。予算の面から見ても、看板の設置だけであれば、比較的少額の予算で実現可能と考えます。市長の御所見をお伺いいたします。
A

霞城公園につきましては、今年9月に最上義光像が映える位置にフォトスタンドを設置したところ、大変好評をいただいているところであります。このようなフォトスポットで訪れた方に満足いく写真を撮影していただき、SNS等で拡散されることで霞城公園のPRとなり、さらなる誘客も期待できますので、二次元コードを活用して、多言語に対応したフォトスポットを案内する看板等について、周辺景観との調和に配慮しながら設置の検討をしてまいりたいと思います。

Q
ただいま市長がお話しされたとおり、山形市ではNHKでの放送があった直後、迅速な対応でフォトスタンドが設置されたと聞いております。フォトスポットについては、他市町村、他県で様々な事例がありますので、ぜひ参考にしながら導入の検討をお願いいたします。
 続いて、民間駐車場の最大料金の表示についてお伺いいたします。
 駐車場における料金体系とその表示に関する問題は、サービスの利便性と透明性を確保する上で重要な課題です。特に、山形市の中心市街地においては、多様な運営体制を持つコインパーキングが存在しており、それぞれの駐車場で料金の計算方法や上限料金が異なっているという状況が見受けられます。
 具体的には、一部の駐車場では初日の利用においては最大料金が設定されているものの、日付が変わると通常料金が加算されていくという料金体系を採用しているところがあります。また、一方で最大料金の上限に達した後はそれ以上の加算がないという明確な上限を設定している駐車場も存在しています。さらに、通常料金のみで時間経過とともに料金が加算されていくというシンプルな料金体系を採用している駐車場もあります。
 このような異なる料金体系の存在は、利用者にとって料金の予測を困難にし、特に日付をまたいでの利用の際には、最終的な料金が幾らになるのかが不明瞭であるという問題が生じています。実際、支払いの際に予想外に高額な料金を請求されたという不満の声が市民から寄せられています。
 この問題に対する解決策として、料金の表示方法の標準化や明示化を図ることが求められます。市民は料金体系を容易に理解し、予測することが可能となり、駐車場利用の際において不満に感じたり、困惑することなく、安心してコインパーキングを利用することができるようになります。
 そのため山形市が、利用者が料金を容易に理解でき、予測できるような料金看板の表示例を示し、民間の運営事業者に対して料金表示の統一や明確化について働きかける取組を検討することが重要だと考えますが、市長の御所見をお伺いいたします。
A

コインパーキングの料金表示に関しましては、平成30年度に1件相談がございましたが、それ以降の相談は寄せられていない状況です。今後、相談のあった際には、事業者に対して、利用者が分かりやすい料金表示に努めてもらうよう働きかけてまいります。
 また、駐車場法の定めにより、利用料金を徴する一定規模以上の駐車場を新設する際には市への届出が求められますので、届出を受理する際により分かりやすい料金表示となるよう事業者へ働きかけてまいります。
 なお、全国的には平成25年度に、コインパーキングの料金表示に起因する消費者相談が増加したため、独立法人国民生活センターが業界団体である日本パーキングビジネス協会に対して、適切な料金表示等を行うよう要望しております。同協会においては、要望を受け、時間貸駐車場における表示・運用に関するガイドラインを作成し、そのガイドラインに基づいた運用を各事業者に推奨しているところです。
 コインパーキングの料金表示等は全国的にほぼ共通していることから、今後の相談状況に応じて、東北都市消費者行政協議会を通じて、消費者庁へ分かりやすい表示についての要望を行うなど検討してまいります。

Q
ただいま料金表示につきましては全国的に共通しているとのお話がありましたけれども、山形市においても料金体系については統一されているという認識でありますでしょうか。お伺いいたします。
A

山形市において統一されているという、その御趣旨が少し分からないのですけれども、先ほど御説明したとおり、駐車場の業界団体であります日本パーキングビジネス協会においてガイドラインを作成されて、恐らく多くの事業者はそのガイドラインにのっとって表示をしているものと思われますが、全てのコインパーキングについて、そのガイドラインどおりに全て行われているかということについては、まだ把握してないという状況であります。


Q
料金体系を統一するということにつきましては、運営業者の事情等もありますので難しいかと思いますが、表示をそろえるということは不可能ではないことだと思っております。ただいまガイドラインに基づいているということでしたが、引き続き市民に分かりやすい表示の方法についても、再度改めての検討をお願いいたします。
 続いて、持続可能な開発に向けた取組についてお伺いいたします。
 山形市では、2050年までに二酸化炭素排出量の実質ゼロを目指すゼロカーボンシティへ挑戦することを2020年10月に表明しています。いわゆる脱炭素社会の実現に向け、温室効果ガス排出量を減らす取組が求められています。そんな中、近年、従来のガスコンロに代わる水素コンロが注目されはじめています。
 モニターを御覧ください。
〔議場のディスプレーに画像を映す〕
 こちらは水素を燃焼させて調理を行う水素コンロです。一見、普通のコンロと大きく違いはないように思えますが、調理の際には二酸化炭素が発生しないため、環境に優しいばかりでなく、肉を焼いた場合、内部の水分が蒸発しにくいという特徴があるため、焦げにくく柔らかく焼き上がります。
 再度、モニターを御覧ください。
 こちらは水素のガスボンベの写真です。水素は無臭であるため、プロパンガスを使用したときのように肉にガスの臭いが移ることもなく、素材の味のまま調理できるというメリットがあります。
 しかし、コスト面に課題があり、現在はあまり普及していないため、導入には数百万円規模のコストがかかることもあり、個人の購入促進を図るのは現実的とは言えません。最近の例だと、今年、神奈川県箱根町の旅館に導入された事例があり、国からの事業再構築補助金を利用して補助を受けています。水素コンロが浸透していけば徐々にコスト面の課題も解決していくことが見込まれるため、現在はまず飲食店事業者等に対象を絞り補助制度を設けるなど、普及に向け取り組んでみてはいかがでしょうか。市長の御所見をお伺いいたします。
A

水素は、化石燃料と異なり、燃焼しても二酸化炭素を排出せず、電気や熱のエネルギーを効率的に取り出すことが可能です。水素を身近なエネルギーとして活用する水素社会の実現と脱炭素社会実現に向け、水素の果たす役割は非常に大きく、様々な分野での水素利活用の取組が進められているところです。
 先日開催された第35回日本一の芋煮会フェスティバルでは、水素コンロによる新時代の調理とLPガス調理の食べ比べを行う水素調理試食会が行われ、試食した皆様からは、表面はカリッと、中はジューシーでおいしいといった声が多数寄せられたということであります。
 水素は化石燃料の代替として注目されている一方、供給体制等の課題もありますが、脱炭素社会の実現に向けて有効なエネルギーであるため、普及に向けてどのような取組が可能か、調査研究してまいります。



Q
、市長もお話しされたとおり、エネルギーとしての水素は、非常に将来的なエネルギー問題の解決につながるものであり重要なものと考えております。また、鉄道でも導入への取組が進められておりまして、例えば駅の照明、また空調装置に使用するエネルギー源、また、近年では水素ハイブリッド電車という電車を走らせるエネルギーの一部として水素を利用する実証実験が行われております。このような脱炭素社会に向けた取組を山形市でも引き続き検討していただきたいと思います。
 続いて、インバウンド政策について、特に台南市向け、地元で考える冬の山形ツアー創設についてお伺いいたします。
 今年に入り、先ほど挙げた山形花笠まつりや日本一の芋煮会等のイベントをはじめ、先日行われました山形まるごとマラソンでも海外からお越しの方を多数お見かけする場面が増えました。これは非常に喜ばしいことだと思います。
 同時に、この状況を客観的に見ると、コロナ禍が完全に終息し切ったとは言えないこの時期に山形市を訪れてくださる方は、海外に出向くことにアクティブな層と言えるかと思います。今後、持続的に山形市を訪れる観光客を維持していくためには、ライト層を取り込んでいく必要があるものと考えます。
 このようなインバウンド促進に取り組むに当たっては、ある程度趣味趣向が似ている層を狙うことが効果的と考えられますが、山形市と友好都市協定を締結していることから、台南市民にターゲットを絞った上で、冬の山形市内を巡るツアーの常設を図ってはいかがでしょうか。
 台南市は沖縄よりもさらに南に位置し、雪が降らない温暖な気候である一方で、山形市では降雪があり、蔵王では樹氷を見ることもできます。台南市民からすれば非日常的要素が多く、山形市は旅行先として適していると考えます。既に現在でも多くの台南市民が冬の山形市を訪れてはおりますが、ほとんどが台湾の旅行会社等が考えたツアーを利用しています。市として、山形市の真の魅力を伝えられるよう、地元関係者と協力してツアーを企画した上で、台湾の旅行会社等への働きかけや売り込みを強化すべきと考えます。
 また、ターゲットを絞ることでその国専門の観光施設の創出も現地味を帯びてきます。私が以前旅行ツアーで東南アジアの国を訪れた際、ツアー中に日本人観光客がほぼ必ず訪れるという施設を訪れました。いわゆる観光地価格ではありましたが、店頭には日本人を歓迎する看板が置かれ、お土産のポップには日本語での説明が散りばめられ、とてもうれしかったのを覚えています。山形市においても、例えば、やまがたクリエイティブシティセンターQ1などに言語翻訳した説明を付け加えた山形土産を売るコーナーを設け、台南市からの観光客が必ず訪れるような観光拠点を創出するなどの工夫が考えられます。これをツアーに組み込めば、本市のさらなるPRにもつながっていきます。
 さらにもう一つ、つい先日、台湾と山形を結ぶ定期チャーター便が3年半ぶりに復活し、多くの観光客が山形市を訪れてくださいましたが、大事なのは山形市からも台湾に観光へ訪れることだと思います。飛行機を山形市に来るときだけ満席にするのではなく帰りも満席にすること。インバウンドに対していわゆるアウトバウンドについて、台湾と山形市の交流を確固たるものにするために必要なものだと考えますがいかがでしょうか。市長の御所見をお伺いいたします。
A

今年6月に山形市が仙台市とともに、観光事業者を中心とした訪問団を台南市に派遣し、台南市旅行商業同業公会との商談会などを行ってまいりました。その成果として、台南市の旅行会社が山形市へのツアー造成を進めていただけることになっております。
 その他の取組としましては、定番である樹氷鑑賞だけではなく、株式会社DMC蔵王温泉ツーリズムコミッティが、台湾人観光客に向けたツアーとして、冬の蔵王におけるスノーハイク等の商品を販売し、誘客を図っております。
 また、台湾の旅行会社に山形市の魅力を伝えるために、旅行会社社員を事前に招き入れるファムツアーも積極的に受け入れております。さらには、今定例会の補正予算にも提案しておりますが、今年の冬に観光庁の補助事業を活用し、山寺観光協会と共に冬の山寺における商品を開発し、冬の山形ツアーの魅力アップを図ってまいります。
 加えまして、12月にオープンする道の駅やまがた蔵王を会場とした台南物産展、蘭の展覧会及び台南旅行会社との商談会を開催するため、現在協議を行っているところです。
 土産物を売るコーナーの設置につきましては、現在、日本一の観光案内所設置に向けた慶応義塾大学SFC研究所及びJR東日本株式会社との共創ラボの中で具体的に検討しております。
 また、台南市に対するアウトバウンドが課題であることは認識しておりまして、冒頭に申し上げた台南市への派遣は、アウトバウンド対策を含めて実施したものです。
 さらに来月には、山形商工会議所等と連携しながら台南市への経済訪問団を派遣するほか、派遣中に開催される旅行博には蔵王温泉と連携して観光ブースを出展いたします。加えて、来年2月に開催される台南市政施行400周年記念の国際イベントへ参加するなど、両市の交流の強化・促進に引き続き取り組んでまいります。



Q
海外から来た方の視点で見れば、行き先で自国の言語が使われていればとてもうれしくなります。個人的な見解ではありますが、訪れた先で日本語の案内や説明を幾つも見かけたら、それはとてもきれいな景色を見たことと同じぐらい印象に残ります。今御回答いただきました中にありましたとおり、蔵王のほかにも山寺、道の駅、日本一の観光案内所等、様々海外の方が訪れる場所はたくさんあるかと思います。ぜひ引き続き、海外の方が来た際の対応についても議論のほどよろしくお願いいたします。
 続いて、文化創造都市事業の推進についてお伺いいたします。
 山形市では山形交響楽団や、やまがた舞子をはじめとした文化芸術活動が盛んであり、尺八やとんと昔話など幅広い分野ですばらしい活動が行われています。これらの活動は山形市民会館をはじめとした様々な施設で成果の発表として演奏会等のイベントが開催されています。
 一方で、多様化や人口減少の影響を受け、活動規模の維持、発表の場の確保も課題となっており、イベントを主催して100人単位を集客できる団体が少なくなってきているというのも事実です。日常の練習場所としては地域の公民館、コミュニティセンターなどが適しておりますが、発表の場としては音響設備やステージ、舞台袖の広さ等に課題があり、環境が整っているとは言えない状況です。
 設備だけを見れば、山形テルサややまぎん県民ホールにも数百人、千人規模のホールが存在しています。また、令和3年3月に策定されました山形市民会館整備基本構想では、市の文化芸術活動の拠点として山形市の新しい市民会館について整備の在り方が示されていますが、1,200名規模の大ホールのほかに300から400名規模の小ホールが考えられています。大は小を兼ねるとはいいますが、数十人の集客規模に対して300から400名ほど入る会場では大き過ぎるように思います。
 100名未満の集客を見込んだ小規模なコンサートなど、主に私的な催しについて適切な会場が市内には現状見当たらないように思います。先ほど田中英子議員も触れておられましたが、今年2023年にオープンした大阪府高槻市の高槻城公園芸術文化劇場には、1,500名規模の大ホールのほかに、200名規模の小ホール、そして第3のホールとして最大168席となる可変式の大スタジオを兼ね備えています。大スタジオの客席は集客人数によって変えることができ、小規模なコンサート等にも利用しやすいことに加えて、音響や照明、舞台環境などの上演機能も充実しています。
 文化創造都市を掲げる山形市としても、個人レベルでの文化活動を盛り上げるため、また、今後も多様化の流れはますます加速していくものと予想されるため、小規模で設備の整った会場を整備すべきと思いますが、新市民会館への設置等は考えておりますでしょうか。市長の御所見をお伺いいたします。
A

現在、山形市内には、小規模なコンサートなどに適した会場として、山形テルサのアプローズやリハーサル室、交流室、山形県総合文化芸術館のスタジオがございます。それらの年間稼働率は平均で約45%であり、余裕のある状況です。
 しかしながら、文化創造都市の推進に向けて、展示も含め多様な発表の機会の充実を図るため、新たな市民会館につきましては最大120人程度が収容可能な大スタジオを設けることとしております。当該スタジオは、ホール利用者のリハーサル室を兼ねていることから、発表やリハーサルに十分対応できる舞台設備や、楽器演奏やダンス等に対応した遮音性能等も取り入れたいと考えており、幅広い分野の催しに活用いただき、市民の活発な文化芸術活動を促進してまいります。

Q
最大100名程度の大スタジオということで、新市民会館への整備、期待しております。
さらに、会場設備について質問をさせていただきます。
先ほど事例として上げました高槻城公園芸術文化劇場の客席に使用されている椅子は、1台数万円ほどする高級なものでありますが、座り心地がよく、長時間座っても体が痛くならない設計となっているそうです。舞台に集中しやすいよう徹底した環境づくりは目をみはるものがあります。本市の新市民会館整備についてもおよそ50年に一度の建て替えとも言われるものであり、施設の整備とともにそうした椅子も検討してほしいと考えますが、客席等に導入する計画はありますでしょうか。
A

現在進めております新市民会館の整備におきましては、座席の座り心地などに配慮するとともに、快適に鑑賞できる環境や音響効果、舞台の見やすさなどにも配慮するよう、要求水準書(案)に盛り込んでいるところであります。
 具体的な内容につきましては、民間事業者からノウハウや創意工夫を活用した提案を公募する予定ですが、提案内容の審査に当たりましては、鑑賞に適した環境づくりも考慮して評価してまいります。

Q
現在も検討されているということで、引き続き議論のほどよろしくお願いいたします。
 続いて、JR東日本の無人駅の活用についてお伺いいたします。
 山形市にはJR東日本の鉄道駅が11駅ありますが、そのうち無人駅は7駅となっています。来年2024年春には山形市内の奥羽本線と左沢線の駅も交通系ICカード、Suicaの利用が可能になる予定です。また、地域連携ICカード、chericaについてもSuicaと相互利用が可能であるため、鉄道とバスの乗り換えが1枚のICカードで行えることで、これまでより多くの場面でキャッシュレスの便利さを実感でき、駅の利用促進も期待されています。
 モニターを御覧ください。
〔議場のディスプレーに画像を映す〕
 こちらは福島県を走る只見線の会津柳津駅の駅舎外観です。会津柳津駅は1993年に無人駅となっていますが、2021年に駅の所在する自治体である柳津町とJR東日本会津若松エリアプロジェクトが郷土玩具である赤べこにちなんだアート展等に取り組み、人々がにぎわう拠点づくりを目指しました。
 再度、モニターを御覧ください。
 こちらが駅舎内部の写真です。入替えのできる写真パネルには季節ごとの町の写真が展示され、町のパンフレットも充実しています。そして、無人駅化されてからちょうど30年たった今年、町は駅舎部分を無償譲渡という形でJR東日本から譲り受け、伝統文化について発信する観光拠点施設として、今後はさらなる整備を予定しています。発想次第では、無人駅でも観光資源や文化の発信地点となり得ると言えます。
 山形市にも無人駅は少なくありませんが、JR東日本と意見交換を進めた上で、例えば東北芸術工科大学と協力して学生の作品を展示するブースを設けるなど、文化創造都市として文化の発信拠点の整備に取り組んではいかがでしょうか。市長の御所見をお伺いいたします。
A

山形市内には、現在11の鉄道駅があり、そのうち7駅が無人駅となっております。JR東日本では、駅は鉄道を御利用されるお客様に向けた施設であり、重要な経営資源であることから、駅舎及び土地の利活用については目的や用途をお伺いし、個別に判断が必要である。また、駅を中心としたまちづくりや地域の活性化について協力させていただいており、駅舎及び土地の利活用に関する相談があればお伺いする、といったことでございました。
 山形市におきましては、議員御提案の内容に加え、観光や地域振興など様々な視点から、無人駅の利活用の可能性について、今後の交通結節点の整備を進める中で検討を行い、併せてJR東日本と意見交換を行ってまいります。

Q
無人駅は治安の面でも課題があります。監視カメラが設置されているとはいっても、その場で起こっていることに対して対処できる人がいつもいるとは限りません。列車が来る時刻の前後だけでも、人がいることで防犯面の貢献も期待できるかと思います。今後も引き続き、無人駅の活用について検討のほどよろしくお願いいたします。
 続いて、期日前投票の実施場所についてお伺いいたします。
 期日前投票は選挙が行われるたびに利用率が上がり、徐々に認知度が高まっています。しかし、今回の山形市長選挙全体を振り返ると、投票率は4割に満たない状況でありました。選挙権は行使すべき権利ではありますが、残念ながら少々面倒と感じたら投票に行かない人も少なくないため、投票率向上のためにはこうした方々を投票所へ向かわせる工夫を続ける必要があります。
 期日前投票所の設置場所については様々な意見が聞かれておりますが、今回イオンモール山形南の会場につきましては、買物ついでに投票できると非常に好評でした。一方で、同様に買物ついでの投票が期待できるエスパル山形については、5階まで上るのが面倒だという声も聞かれます。エスパル山形利用者のほかにも、電車やバスなどで駅を利用する方、近くを通りかかった方などがついでに投票しやすいよう、以前のように山形駅東西自由通路を期日前投票所としてはいかがでしょうか。その上で、期日前投票所は現在4か所ありますが、アクセスしやすく買物ついでに投票が可能な大型ショッピングセンターや大型スーパーをさらに会場に加え、数を増やしてはいかがでしょうか。選挙管理委員会委員長の御所見をお伺いいたします。
A

選挙管理委員長(伊藤陽介) 令和3年10月31日執行の衆議院議員総選挙の際に開設いたしました山形駅東西自由通路の期日前投票所は、議員御指摘のとおり、通行する方の目につきやすいという利点がある一方で、電源が限られており、冷暖房を十分に配置することができないため、暑い時期や寒い時期に投票立会人などが長時間にわたり従事することが困難な状況であります。こうした状況に加え、エスパル山形の期日前投票所の認知度や利用者数も増加している傾向にあることから、当面はエスパル山形に期日前投票所を設置してまいりたいと考えております。
 商業施設へ期日前投票所を開設する場合には、任期満了に伴う選挙はもとより、突発的な選挙に対しても、必要十分な面積を長期継続的に確実に確保できることが重要になります。期日前投票所の今後の在り方につきましては、これまでの選挙や今後の選挙での投票傾向などを分析するとともに、地理的なバランスなども勘案しながら検討してまいります。


 

Q
山形駅東西自由通路は電源が少ない、また、季節ごとの課題があるということで、長期的な場所を維持していかなければならないということを承知いたしました。ぜひ引き続き、様々な場所についての検討をお願いいたします。
 今度は市長にお伺いいたします。期日前投票の実施方法について、ここ数年の選挙では投票に行くことを目的として外出するという従来の常識とは異なり、買物やレジャーのついでに投票を行うというスタイルが散見されています。もともとの日本の選挙制度は投票日の投票が原則であり、さほどの理由もなく期日前投票を利用するということに否定的な意見も聞かれますが、若者視点で見れば、投票日とはいえせっかくの休日に天気がよく急に遊びに出かけたくなるということは十分にあり得る話であり、投票日に予定がなくとも平日の仕事終わりに投票を済ませておきたいというニーズがあります。山形市では選挙のたびに期日前投票の認知度、利用率が上がり、特に今回の山形市長選挙においては期日前の投票率が大幅アップとなりましたが、これをどのように分析しているでしょうか。市長の御所見をお伺いいたします。
A

山形市の期日前投票の状況については、新型コロナウイルスの感染症対策による期日前投票所の分散化を目的として、イオンモール山形南に期日前投票所を新設するとともに、山形ビッグウイングの期日前投票の期間を拡充したことにより、利便性の向上が図られ、利用者が大きく増加したものと認識しております。
 これらの期日前投票所の拡充に当たっては、山形市明るい選挙推進協議会の皆様から投票管理者をお引き受けいただくとともに、投票立会人には多くの市民の皆様から従事していただいており、こうした選挙管理委員会と市民の皆様が一体となった取組の成果により、期日前投票所の利便性の向上が図られ、利用者数の増加につながっているものと考えております。
 期日前投票を利用する理由については、外出やレジャーの見込みで可能であります。僅かでも投票日の投票に不安のある方は期日前投票を御利用いただき、貴重な一票を棄権することなく投じていただきたいと考えております。


Q
今、お話にありましたとおり、僅かでも投票日当日に不安のあるようであれば、期日前投票を利用できるという旨、承知いたしました。ぜひ引き続き期日前投票の促進のほどよろしくお願いいたします。
 続いて、選挙割引についてお伺いいたします。
 選挙割引とは、期日前投票や投票日に投票した人に対して、店舗が商品の割引等のサービスを提供するものです。今回の山形市長選挙においてはエスパル山形内の店舗とJR山形駅構内の飲食店の一部が割引を実施しておりました。選挙割引については山形市のみならず全国で広がっていて、インターネット上には全国の選挙割引の情報をまとめたウェブサイトも存在しています。投票率の低い若者を中心に店舗の割引等を通して選挙を身近に感じてもらい、社会参加意識の向上を目的としたものです。
 一方で、投票に対価をつけることには否定的な意見もあります。しかし、政治に関心を持ってもらうため、投票に行くきっかけづくりとして、特典を設けることには意義があると思います。選挙管理委員会としても民間企業等と連携し、こうした取組を促進していくべきと考えますが、選挙管理委員会委員長の御所見をお伺いいたします。
A

選挙管理委員長(伊藤陽介) 民間の事業者や団体などが行う選挙割の取組については、投票に行くきっかけづくりとして一定の意義があるともの認識しております。一方で、サービスなどを行う取組が特定の候補者の当選を得る目的を持ってなされると認められる場合には、公職選挙法に抵触するおそれがあるため、公職選挙法の遵守が求められます。
 選挙管理委員会といたしましては、選挙割等に関する情報収集に努め、事業者等の皆様と連携しながら、明るい選挙の推進や投票率の向上に向けた選挙啓発に取り組んでまいりたいと考えております。



Q
山形市長選挙について言えば、前回とほぼ同じ投票率でありながら、内訳を見ると、先ほど市長が言ったとおり、期日前投票者数については大幅にアップということで、投票のスタイルも時代とともに変わってきているかと思います。投票につきましても、これまでの在り方にとらわれることなく、新しい方法も引き続き検討していただきたいと思います。
 続いて、熱中症対策についてお伺いいたします。
 今年の夏、山形市だけでなく日本全国において異常な暑さが続きました。この厳しい気象条件の下、本市でも市立第十中学校では、体育祭の練習中に熱中症の症状を示した複数の生徒が救急搬送されるという非常に悲しい事態が発生しました。この事案は、私たちが熱中症対策の重要性と、それに伴う緊急時の対応体制整備の重要性について改めて認識する契機となりました。
 市や学校は、熱中症の危険度を示す暑さ指標としてWBGTを利用し、その値に基づいて熱中症警戒アラートを発令するなどの対策を講じています。しかし、このような基準にのっとって行動していたとしても、実際には惨事が発生してしまいました。これには多くの要因が絡んでいると考えられますが、特に注目される点は、緊急時の判断権が校長一人に集中していたことです。この構造が急激な気温の上昇に対する迅速な対応を妨げ、結果として生徒たちの健康と安全を危険にさらす要因となった可能性があります。
 事案発生の当日、救急車の要請があったにもかかわらず、体育祭の練習を直ちに中止する判断を下せる責任者が現場にいなかったため、適切な対応が遅れたと推察されます。今回に限らず、例えば、体育祭の練習中に校長がほかの重要な所用で現場を離れるといった状況は想定することができます。一人の人物に中止の判断を委ねる体制は、命に関わる状況においても、迅速かつ適切な判断を困難にする可能性があります。
 また、最終的には校長が責任を負うこととなり、社会からの非難が一点集中する形となってしまいました。これは個人の責任の問題ではなく、組織としての対応体制や準備の不備が露呈した事案と捉えるべきでもあり、今後の改善に向けての検討が必要であると考えられます。
 以上の点を踏まえ、今後、学校の緊急時の対応体制や熱中症対策の充実に向けて、どのような取組を計画されているのか、本市における教育機関全体での熱中症対策の強化に向けた方針や関係各所との連携について、教育長の御所見をお伺いいたします。
A

安久津優議員の熱中症対策についての御質問にお答えいたします。
 今回のような事案の再発防止に向けては、学校全体の高い危機管理意識が求められ、校長の責任の下、教職員の役割分担や学校行事並びに諸活動の実施判断に至る手順を明確にし、学校全体で組織的に事故の未然防止に取り組む必要があると考えます。特に、校長がその場にいないなど、様々な状況を想定した態勢づくりについては重要な視点の一つであると認識しております。
 今後も、児童・生徒の命を守ることを最優先に意識し、学校の安全管理体制の改善やより適切な判断で安全に教育活動が展開されるよう、校長会そして教頭会等を通して指導してまいりたいと思います。



Q
今回は市長にお伺いいたします。基準を超える暑さになったら活動しないということになると、今年のような記録的猛暑では運動の機会が制限されてしまいます。ただいま教育長の回答にもありましたとおり、子供の命を最優先にするということは揺るがないことでありますが、同時にハード面の対策も必要であると考えられます。
 山形県では熱中症対策として県内の中学、高校の屋内運動施設にスポットクーラーを整備するための経費、約3億1,000万円を9月補正予算案に盛り込みましたが、山形市として中学校の屋内運動施設へのスポットクーラー等冷房設備の整備に今後どのように取り組む考えでしょうか。市長の御所見をお伺いいたします。
A

猛暑が続いた8月に市内中学校において、体育祭の練習中に熱中症の疑いで救急搬送される事案が発生したことなどを踏まえ、学校における熱中症対策を強化する必要があると認識しております。
 このたび、県が補助制度を設ける中学校体育館へのスポットクーラー等の設置につきましては、体育館全体を冷やす本格的な冷房設備とはなりませんが、体育館に設置することで、部活動の合間などに生徒が冷たい風に当たる一時的なクールダウンには有効と考えておりますので、導入について検討してまいります。




お話にもありましたとおり、体育館全体の冷却とはならないまでも、クールダウン等の冷房設備は非常に重要なものであり、これからの運動についても非常に必要な設備であるかと思います。引き続き導入の検討のほどよろしくお願いいたします。
 全体にわたりまして非常に丁寧な御答弁をいただきまして、誠にありがとうございました。今年は、4年ぶりの開催、久しぶりの制限なしなどとの言葉が飛び交い、活気が戻りつつあるここ最近のイベント情勢ではありますが、この人の流れを維持し、さらに、よりよい市政に出発進行していくため、皆で議論を重ね、盛り上げていけたらと思います。
 以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。