観光政策について

私自身、もとより観光推進に強い関心を持っておりました。

大学の卒業論文でも観光を題材に選び、就職後も会社員として地方の観光推進に携わってまいりました。他県での居住経験を経て、山形以外の視点から山形の観光地としての素晴らしさを再確認してまいりました。

例えば、蔵王の樹氷は山形の冬の風物詩でありますが、雪が降る山であればどこにでもできるものだと思っていました。しかし、樹氷は多くの自然条件が揃わないと発生せず、実は日本どころか世界的に見ても非常に珍しい自然現象です。現在海外からお越しの観光客がこぞって見に来る、蔵王の「スノーモンスター」とも呼ばれる大迫力の雪の絶景は世界に誇るべき山形の観光地です。

すごいとは知っていても、そこに長く住んでいるとそれが当たり前のものとなってしまい、素晴らしさに気づきにくくなるいわゆる「見えなくなる」現象が起こります。

その地域の素晴らしさを、住んでいる人よりも住んでいない人の方が知っているというのもよくある話です。

例えば、蔵王の「樹氷」は雪が降る山ならどこにでもできるものではありません。実は、樹氷は多くの自然条件が揃わないと発生せず、日本どころか世界的に見ても非常に珍しいものです。日本において山形にしかないものではないものの、蔵王の「スノーモンスター」とも呼ばれる大迫力の雪の絶景は世界に誇るべき山形の観光地です。

以前は地域の素晴らしさを広めるツールがテレビや雑誌などのマスメディアに限定され、一方的な伝わり方となっていました。しかし、近年ではSNSの普及やYoutuberの出現により、一般の方々からの発信も有力な情報源となっています。

蔵王の「樹氷」のような、地元ではもはや当たり前となってしまっている風景や食べ物など、いまいち周知されずに埋もれてしまっているものを世界に発信すべきなのです。会社員として地域活性化に携わってきた知識や経験を活かしながら、より多角的な視点から地方の魅力を直接発信する取り組みを支援し、山形の観光資源を有効活用します。